野外総合活動 平戸福田酒造見学・職場体験学習その3 6月16日

 次に,焼酎蔵,酒蔵を見学しました。

 福田酒造で造られるお酒は,この山(屏風山)の水をひいてつくられています。  高くそびえ立つ煙突です。現在では使われていません。
 大きな焼酎のタンクです。タンクの裏側にはタンクの番号,容量,作られた年月日が書かれています。このタンクはNo.207,容量4万5千449リットル,昭和59年につくられたものです。隣にも同じ大きさのタンクが並んでいます。  これは焼酎の貯蔵樽です。この樽は白樫(ホワイトオーク)で作られています。これはウイスキーやブランデーを貯蔵するものと同じものです。樽は長持ちするように内側を焦がします。長い年月この樽で貯蔵された焼酎はウイスキーやブランデーのように色がついています。
 福田酒造が開発したジャガイモ焼酎の作り方の説明を聞きました。ジャガイモはデンプンが少なく製品化するのに苦労されたそうです。  ジャガイモ焼酎のもろみづくりを体験させていただきました。もろみは酒母に原料のジャガイモ,水を加えアルコール発酵させて作ります。発酵させるために櫂を使ってよくかき混ぜないといけないのですが,けっこう力が必要でした。
 これは酒蔵の玄関にかけられている酒林です。これは杉の葉で作られています。これで軽トラック1台分の杉の葉が使われているそうです。この酒林は新酒ができたら新しいものに掛け替えられるそうで,酒蔵のシンボルともいえるものです。
 この建物も四百年前の蔵です。昔の建物は丈夫だったんですね。
 ここは元禄時代からずっと使われている元禄蔵です。ここにはお酒がたくさん貯蔵されています。お酒は低温で貯蔵しなければならないのですが,この蔵は夏でも涼しいんです。
 蔵の中にはびん瓶詰めされたお酒やお酒の入ったタンクがありました。この蔵にしばらくいると寒いくらいでした。  日本酒を造る酒蔵です。この時期酒造りはされていません。