5・6年生は総合的な学習の時間に「大島の先人に学ぼう」というテーマで、大島の文化的景観をきっかけに、調べ学習に取り組んでいます。
大島港の広場には、石碑が建っています。5・6年生が生まれる前からあるもので、幼いころからその周辺でよく遊んでいました。今でも、かくれんぼのときにはその石碑の後ろにかくれたり、ときには登ったりしています。
そんな身近な石碑ですが、そこには昔から大島に伝わる言葉が刻まれています。「自力更生」です。
「大島の文化」について調べ学習を進めた5・6年生は、その石碑と「自力更生」について、大島郷の山本徳蔵さんにインタビューすることにしました。
山本徳蔵さんは、今年89歳で島一番のご長寿です。
・話は江戸時代にさかのぼります。飢きんのために作物がとれないで生活が苦しかったとき、1~2軒だけ、向いの無人島「宇々島」にわたったそうです。宇々島は海産物が豊富で、そこで生活することで、豊かになって大島に戻って生活を立て直したそうです。
・それ以来、昭和30年代まで3年単位で島の中から1~2軒わたり、生活を立て直すことを繰り返したそうです。宇々島にわたっている間は、島の役目や負担を免除にして助け合ってきたといいます。
・こうして大島の人は互いに支え合い、自立しながら豊かにくらしてきたのです。
この相互に助け合う精神を後世に伝えたいという願いを込めて昭和26年に石碑は建てられたそうです。
これが、大島から見える宇々島です。
今日は1・2年生で、いもさしをしました。
芋づるは、大島郷の山本イツ子さんから、分けていただいたものです。
二人で協力して、時間内に終わりました。
秋には、たくさんのお芋を収穫して、分校のみんなと、焼き芋パーティーをすることが目標です!
しばらくは、水やりをがんばります。
あまーい、あまーい、お芋になーれ!
5・6年生の外国語科、3・4年生外国語活動、1・2年生の生活科学習のために、ALT(外国語指導助手)のJR先生が分校に来てくださいました。
小値賀町は外国語教育にも力を入れており、大島分校にもALTの先生が来ていただけます。子どもたちは、ALTとの学習をとおして、より生きた英語を学ぶことができます。
JR先生と挨拶をしたり、質問をしたり、進んでコミュニケーションをとろうとする子どもたちです。
休み時間には、2年の優介さんが積極的に話しかけ、JR先生に粘土の作品を見せていました。
最後は、1・2年生と一緒に、アメリカのあそびうた「セブンステップス」を英語で歌いました。
どの学年も、JR先生のおかげで、より英語を楽しむことができました。
また2週間後が楽しみです。
大島郷の島元順子さんにいただきました。「子どもたちが喜ぶかな・・と思って」と。睡蓮、かえる、金魚、と季節感たっぷりの飾り物。手作りのかわいいフェルト飾りに子どもたちは大喜びでした。
ありがとうございました。
今日は、年に2回行っている、歯の染め出しとブラッシング指導を3・4年生で実施しました。
まずは、「染め出し」を行い、朝の歯みがきが磨き残しなくできているかチェックをします。
子どもたちは、朝から5分から10分歯みがきをしてきたと、時間に関しては、自信満々でした。しかし、磨き残しがあるかも…と、ドキドキしながら鏡を覗きます。
鏡を見ながら、磨き残しがある所をチェック。
確認してみると、歯の根元や、利き手とは逆側の歯の表面の磨き残しがあることがわかりました。
その後、子どもたちは、仕上げの歯みがきをしながら、歯ブラシの当て方を学びました。
歯の並びや生えかわりは、個人や時期によって違うので、その時の口腔環境に合わせた磨き方を学ぶ、よい機会となりました。
染め出しとブラッシングの記録は、1年生の頃からファイリングしてあります。子どもたちは、昨年の口腔内の様子を振り返りながら、
「去年より上手に磨けている」と、話していました。
生えかわったばかりの大人の歯、大切にしていきたいですね。
子どもたちは、野菜園のお世話をがんばっています。しかし、野菜の中には、芽が出てこないものがありました。また、順調に大きくなり、これからのお世話について知りたいと思っていました。
そこで、苗植えでもお世話になった大島郷の小﨑洋介さんに来ていただき、野菜園の様子を見ていただきました。
なぜ、なかなか芽が出なかったのか、わき芽はどこを残したらいいかなど、丁寧に教えてくださいました。
このようにお忙しい中、分校の子どもたちのために足を運んでくださり、本当に有り難いです。大島の人のあたたかさを改めて感じました。
これからも愛情をこめて、野菜のお世話をしていきたいと思います。
金曜日の朝の時間は、読み聞かせです。職員と子どもたちと交互におこなっています。
この日は、5年生の舞桜さんです。1年生でも楽しめる絵本を選び、読み聞かせしてくれました。
高学年に聞くと、1年生のころから読み聞かせをしているようです。読み方はもちろん、本の選び方が上手なのがわかります。
朝から、心があたたかくなるひとときでした。
音楽は、1年生の翔大さんと2年生の優介さんと一緒に学習しています。
今日は1年生の教科書にあるあそびうたをしました。
二人ともとっても歌って踊ってノリノリで楽しんでいました。
普段は先生と一対一で学習している2人です。仲間と一緒に学ぶ楽しさを味わっていました。
分校の子どもたちはもちろんですが、元気に育っているのは、野菜たちもです。
きゅうりの苗は、順調に大きくなり、花が咲きました。お世話をしている2年の優介くんと見つけました。黄色い花がかわいいです。その時、近くにいた6年の凪紗さんや4年の乃愛さんに他の野菜の花の色を尋ねると、スラスラ答えます。さすが、日頃から農業の手伝いをしている子どもたちです。
種まきした野菜も芽を出しました。いのちのパワーを感じます。
そして、ビニールハウスのすいかもぐんぐん大きく育っています。子どもたちは、雌花と雄花を見分け、受粉します。すいかの赤ちゃんも大きくなっています。
雄花です。
雌花です。
野菜たちに負けてられませんね!
今年も「磯の日」の季節になりました。大島の豊かな自然を生かした「日本一楽しい!」体験活動の一つ、「磯遊び」に行きました。
6年生にとっては、分校で行く最後の「磯遊び」です。
水中メガネを持参して気合が入っています!低学年にとっては、水泳の学習にもなります。
海の中には神秘的な世界が広がっています。
しかし、見とれている場合ではありません。目標は、ウニをとる!こと。「じいじよりたくさんとりたい」「おみやげにたくさんとらなきゃ」と家族のためにもがんばっていました。
こちらは、水遊びがはじまりました。
去年より多く採れました。大島の自然を存分に楽しんだ半日でした。
こうした豊かな自然体験が、自然や故郷を大切に思う心を育んでいくのかもしれません。
お電話