いじめについて考える
生徒作文

 いじめ根絶月間,六島分校でも「いじめ」についてみんなで話し合い考えてみました。ここでは一人一人が書いた作文を紹介します。作文について感想などございましたらメールをお願いします。

こうき(3年)あすか(2年)かおり(2年)

 

いじめについて  3年 小金丸光輝

 この世の中でいじめられて自殺する人がたくさんいます。その中でも清輝君の遺書について考えたいと思います。清輝君は小学校六年生ぐらいから四人の人にいじめられてきて,中一になるとお金をたくさん取られるようになってきました。四人は,お金を取るばかりだけでなく矢作川に顔を入れられとてもきつくて,苦しかったと思います。いじめられたらすぐに親や先生に相談するべきだと思います。どんなにいじめがひどくても自分の命を簡単に殺してはいけない。いじめられても自分の人生をだいなしにしてはいけない。
 自分がもっともっと強くなったらそんなにいじめは起こらないと思います。
 ぼくはそんな恐ろしいいじめは見たことがないけれど,一回だけテレビで見たことがあります。けったり,なぐったりすることです。そして,いじめる人は数人でやらずに一人でいじめてみたらいいと思います。それができなかったらしない方がいいと思います。自殺をする人もそんなにすぐ自殺をせずに大人になっていじめた人をやり返せばいいのになあと思います。
 ぼくはそういうことはないけれども高校は六島をはなれ,佐世保に行くのでもしそういういじめが学校・その周辺で起こったら早めにとめ相手を自殺においこませないようにしたいです。ぼくもむかつくことがあってもすぐ相手にあたらず,自分で考えて行動していきたいと思います。これからはいじめに注意したいです。

 

いじめについて   2年 小金丸明日香

 最近いじめは減ってきているように思えます。でもまだたくさんのいじめが,芽を出してます。とっても,取りきれないような数の芽です。その芽の中には,大きな葉をつけているものもいます。かといって,大きいものばかりではありません。小さな芽もたくさんあります。小さいからといって,放っておくといじめはどんどん大きくなります。
 そして,いじめに耐えきらず自殺することもあるのです。現に自殺した,大河内清輝君の遺書を先生方に読んでいただきました。
 彼が受けたいじめは,お金の要求が主でした。休みの前には六万,少なくて三,四万。つらかったと思います。こんな大金を払った彼も悪いですが,お金を要求した人はもっと悪いです。理由もなくいじめるということはないと思います。大河内君を恨む気持ち,それとも憎む気持ちが出てきたのではないかと私は思います。死んでからでは,遅いのです。謝られても,聞こえません。同じ中学生なら,わかるはずです。いじめし続けると,最悪の場合どうなるかというのは。
 私はこのいじめをなくすには,みんなが心がけないといけないと思います。いじめられている人は,人に相談できるように自信を持つことが,大切でしょう。いじめている人は,そのいじめられている人の欠点を教えたりすることが必要と思います。身の回りも,だれにでもやさしく接することが大切だと思います。
 はやく,いじめが解決するといいなあと思いました。

 

大河内清輝君の遺書を読んで    2年小金丸 香

 清輝君は,小学校六年のときぐらいからいじめられ始めて,中一になったらハードになりお金を取られるようになったそうです。中二になったら,もっとはげしくなって三万から六万とられるようになったそうです。また,川の水に顔をつっこまれたり,おぼれさせられたりもされたそうです。ほかにも,いろんなことをされたそうです。こんな苦しいことをされて,悲しかっただろうなと思いました。清輝君は,親に苦しい顔も見せず,だれにもたよらず,一人でがんばったので,すごいなと感動しました。
 清輝君は,いじめた人をにくんでもいいはずなのに,遺書には,「責めないで!」と書いてあったので優しいなと思いました。清輝君の遺書に「もっと早く死ねなかったかと・・・」と書いてありました。私は,清輝君のことを本当にいい人だな,すごい人だなと思ったけど,この文はどうかなあと思いました。清輝君やみんないじめられたら『死ぬ』と思ってるみたいだけどそれは,間違っていると思いました。いじめられたら,もっと強くなって,大人になって見返してやろうと思うくらいにならなきゃだめだと思いました。私は,ひどいいじめはされたことがなくて,全然気持ちが分かりません。だけど,一つ言えるとしたら,死ぬのは悪いことだということです。
 清輝君のお父さんは,苦しみを持っている子供たちへ手紙を書きました。これには,やっぱり,「戻ってきてほしい。つらさに耐えている人たちは,もっと大きくなれる」と書いてありました。普通は,こういう手紙は出したりしません。だけど,清輝君のお父さんは,清輝君を思って,手紙に書いたので,清輝君の存在はとても大きかったのだなあと気づきました。また,清輝君のようになったら,まわりのみんながだれよりも気がつくから,やめてくれとよびかけているのでいい人だなと思いました。私も,清輝君のお父さんと同じで,せっかく,親からもらった命を早くからなくさないでほしいと思いました。今,いじめられている人に,もっと命を大事にして,自分の夢に向かって,強く生きてほしいといいたいです。
 はやく,いじめという言葉が消えるようになったらいいのになと思いました。